企業のマーケティング担当者の方、自社の集客や売上を伸ばしたい経営者の方で、SEOという言葉を聞いたことはあるけれど、実際どれくらいの効果があるのか気になっている人は多いのではないでしょうか。
この記事では、SEO対策によってどのような効果が得られるのか、効果が出るまでにどのくらいの期間がかかるのか、初心者が押さえておくべき基本施策などについて解説します。また、SEOと相性が良い商材に関しても詳しく解説するので、SEO対策を検討されている方は是非参考にしてください。
また、弊社では、SEOを熟知したプロによる記事コンテンツ作成から営業部隊に被リンク獲得まで、SEO対策に関してまるっとご対応可能です。
SEO対策に関して少しでもお悩みの方は、ぜひ一度弊社へご相談ください。
- SEO対策による効果や効果が出るまでの期間
- SEOと相性のいい商材や事業の見極め方
- 初心者がまずはおさえておくべきSEO対策9選
SEO対策による効果とは?
SEOにおける効果は、サイトが検索順位の上位に表示されることで、Webを通じてより多くの流入が生まれることです。SEO対策は、様々な施策を行うことでGoogleからの評価が上がり検索順位が上昇することを目的とします。
また、検索順位が上昇したとしても検索結果でユーザーがクリックしないと流入は生まれません。したがって、タイトルやディスクリプションなどを改善して、より多くの流入を生むことが重要となります。
ここからは、SEO対策による具体的なメリットを解説していきます。
効果①サイトの集客力向上
先ほども説明した通り、SEO対策による効果で最も大きいのはサイトの集客力が向上することです。検索順位が上がることでより多くのユーザーの目に触れ、より多くの流入が生まれます。
2021年最新の調査によると、各順位ごとのCTR(クリック率)は下記の通りです。
検索順位 | クリック率 |
1位 | 13.94% |
2位 | 7.52% |
3位 | 4.68% |
4位 | 3.91% |
5位 | 2.98% |
6位 | 2.42% |
7位 | 2.06% |
8位 | 1.78% |
9位 | 1.46% |
10位 | 1.32% |
引用元:2021 CTR Research Study: The Largest Ever for SEO
もちろん各キーワードや各サイトのタイトルごとにクリック率は異なりますが、おおよそ上記の通り順位に比例してクリック率は高くなります。つまり、順位が高ければ高いほど、より多くの流入が生まれやすいということになります。
弊社では、SEOにおける順位上昇に多くの実績を持つコンサルタントが在籍しております。
順位がなかなか上がらず集客に困っている方はぜひ一度弊社にご相談ください。
効果②ブランド認知力の向上
副次的な効果としてブランドの認知力向上もあげられます。昨今、インターネットでの情報収集が当たり前となり、多くのユーザーが検索エンジンを利用しています。ユーザーの多くはGoogleやYahoo!などの検索エンジンに信頼を置いています。
そのような状況の中、検索結果の上位に表示されることでユーザーの目に留まり、そのサイトや企業を業界における主要企業であると認識することが多いです。あるキーワードで検索して上位に表示されているサイトはユーザーに安心感や信頼感をもたらします。こうして企業のブランド力が向上します。
SEO対策の効果が出るまでの期間は?検索順位はいつ上がるの?
では実際にSEO対策を行なって効果が出るまでの期間はどれくらいなのでしょうか?
サイト規模やドメインなどによって異なりますが、SEO対策による効果は目安として3ヶ月間〜1年程度で出ると考えていいでしょう。SEO対策はリスティング広告と比べて即効性は低いですが、効果が出たあと追加での費用が少ないまま集客できるため、費用対効果は非常に高い点が特徴です。
以下は、あるメディアの実際の流入数の推移です。
このサイトでは適切なSEO内部対策ができた環境を構築したのち、月に20本ペースで記事を投入しました。その結果、順調に流入数は伸びていき3ヶ月後に安定した流入数を獲得できるようになりました。
弊社は数多くのサイトのSEO対策をしてきた経験をももとに、SEOコンサルティングから記事制作の代行まで可能です。
また、自社のSEO対策がうまくいっていない方や今発注している業者に疑問を感じている方は一度我々にご相談ください。
そもそもSEO対策とは?初心者にもわかりやすく解説
そもそもSEOとは、「Search Engine Optimization)」(検索エンジン最適化)の略語で、サイトの検索順位を上昇させることを目的として対策・改善を行うことを意味します。
SEOの仕組み、すなわち検索結果にサイトが表示される仕組みの大まかな流れは、クローリング→インデクシング→スコアリングです。
クローリングとは検索エンジンのロボットがサイトを巡回し、サイト内のコンテンツ情報を収集することです。その後、クローリングにより集められたデータがインデクシングされ、初めて検索結果に表示されます。そして、インデクシングしたWebページをどの順位に表示するか判断する作業がスコアリングです。Googleのランキングアルゴリズムには200以上の基準があり、それに基づいて順位が決まると言われています。
SEOで効果が出にくい商材や事業とは?事前に把握したうえでSEO戦略を練るべき
では実際にSEOで効果が出やすいものと効果が出にくい商材・事業にはどのような違いがあるのでしょうか。
SEO対策に予算をかけようと考えている担当者の方や経営者の方はぜひ参考にしてください。事前にそれらを把握しておくことで、SEOに費用をかけたのに効果が無かったという最悪の事態を防ぐことができます。
①短期間で成果を求めている商材・事業
先ほども説明した通り、コンテンツSEOを用いて集客していきたい場合、効果が出るまで3ヶ月〜1年ほどかかります。
そのため、短期間で売り上げを立てたい企業や認知度をあげたい企業はリスティング広告がおすすめです。広告よりも中長期的に見て費用が抑えられるのがSEOメリットですが、対して広告よりも効果が出るまでに時間がかかる点に注意しましょう。
リスティング広告 | SEO | |
効果が出るまでの期間 | 早い | 遅い |
費用 | 高い | 安い |
クリック率 | 上位表示されれば高い | 全体的に低い |
それでは具体的にどういう商材がリスティングよりもSEOに向いているのでしょうか。下記のように商材の特徴ごとにまとめてみました。
SEO対策の外注を検討している方はぜひ一度弊社にご相談ください。我々はWebマーケティング全般に対応可能なWebコンサルタントであるため、SEO対策にとどまらず包括的な支援が可能です。
②検索需要がない商材
自社ビジネスに関するキーワードの検索需要がない場合、コンテンツSEOに時間をかけるのは非効率です。なぜなら、そもそも検索需要がない場合、SEO対策を行って上位表示されても多くの流入が見込めないからです。
検索需要があるかどうかは、Googleキーワードプランナーなどのツールを使うことで確認できます。検索需要が少ないところで上位表示をとってもアクセスが見込めないことを頭に入れておきましょう。
③単価が低く、購入までの検討時間が短い商材
商圏が広く、購入までの検討期間が長いビジネスはSEOに向いています。逆に、単価が低く、購入への検討時間が短い商材は自社のSEOには不向き(もしくは莫大な投資が必要)と言えます。
簡単に言えば、購入するにあたってわざわざ検索して情報収集する必要がない商材はSEOに向いていません。
④YMYL領域で上表示が必要な商材
個人の経済や健康に与える影響が大きい領域をYMYL領域といいます。
昨今のSEOアルゴリズムにおいて、YMYL領域での上位表示は非常に難易度が高くなっています。YMYL領域は「いかに社会的な信頼を得るか」という観点が大切になってきます。そのため、新規でYMYL領域のSEOに参入することはオススメできません。
クリニックの集患を目的としたオウンドメディアや、金融領域などに関するサイト制作を行う場合は、総合的なマーケティングが必要になるためWebマーケティングのプロに相談することを強くおすすめします。
⑤採用目的でコンテンツSEOを始めたい企業
求人サイトへの広告費用をおさえるためにSEOで採用活動を進めたいという企業が多いですが、SEOのみに頼るのではなく、その他の集客施策との併用をおすすめします。
SEO対策で検索順位が上昇しても、実際に求人の応募に繋がる確率が低く、求人目的との相性はあまり良いとはいえません。
SEO対策の外注を検討している方はぜひ一度弊社にご相談ください。我々はWebマーケティング全般に対応可能なWebコンサルタントであるため、SEO対策にとどまらず包括的な支援が可能です。
また、おすすめの大手Webコンサルティング会社を比較したい方は以下記事をご覧ください。
「【2022年】実力のある大手Webコンサルティング会社5社をプロが徹底比較!料金の相場や選び方も併せて解説」
SEOで上位表示されるために初心者が押さえておくべき基本のSEO対策9選
それでは実際にSEOで効果を上げるための施策には何があるのでしょうか。ここでは初心者の方でも必ず押さえておくべき基本の対策方法を9つ紹介します。
具体的なやり方についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
①タイトルの設定
SEOの初心者でもできる基本的な対策は、まず第一にタイトルの設定です。
例えば、ターゲットキーワードが「脱毛 おすすめ」だとします。この場合は、「脱毛 おすすめ」のキーワードで検索上位にいるサイトのタイトルを確認します。すると、検索上位には「人気」「ランキング」「比較」などのキーワードが多く見られます。
したがって、タイトルタグにターゲットキーワードである「脱毛 おすすめ」と、上位表示されている競合の傾向から「人気」「ランキング」「比較」などのキーワードを含めるようにします。
このようにして、実際に現在上位表示されている記事からその傾向やユーザーのニーズを反映するようにしましょう。下記のようなツールを使えば単語別で上位記事のキーワード含有状況を簡単に把握することも可能です。
https://ruri-co.biz-samurai.com/
また、タイトルは40字程度でユーザーがクリックしたくなるような設定をすること、検索クエリとの関連性を高めるためにターゲットキーワードはなるべく前半に含めることを心がけましょう。
②ディスクリプションの設定
ディスクリプションの設定もSEOにおいて非常に重要です。ディスクリプションとは、別名でmeta descriptionやmetaタグともいい、検索結果においてタイトルの下に表示される文章です。
ディスクリプションは、検索結果画面に表示される文字数としてスマホ版で50字程度、PC版で120字程度と決まっているため、それらに収めるよう作成しましょう。
ターゲットキーワード・関連キーワードを明確に入れること、ユーザーの興味をひく内容にすることを意識して設定することがポイントです。
③目次やタグの設置
目次やタグの設置もユーザビリティにおいて非常に重要となります。目次があれば、訪れたユーザーがすぐに自分の見たいコンテンツに飛べることができるため、ユーザー目線で重要となり、それがSEO対策につながります。
SEOに効果的なタグには、「titleタグ」「metaタグ」「hタグ」があります。前者2つは先ほど説明したタイトル・ディスクリプションです。加えて「hタグ」は、Webページの見出しを表すタグで、h1(タイトル)→h2(大見出し)→h3(中見出し)のように、ページの内容を階層化することができます。
検索エンジンは記事の構造化が適切に行われているかも評価ポイントとしています。さらにhタグに含まれるキーワードを考慮して検索結果を決めているため、ターゲットキーワードや関連キーワードを積極的に盛り込むようにしましょう。
弊社では、SEOを熟知したプロによる記事コンテンツ作成から営業部隊に被リンク獲得まで、SEO対策に関してまるっとご対応可能です。
SEO対策に関して少しでもお悩みの方は、ぜひ一度弊社へご相談ください。
④内部リンクの設置
内部リンクの設置も非常に有効な施策の1つです。内部リンクとは、自サイト内を行き交うリンクのことです。
内部リンクを作成するポイントは以下の2つとなります。
- アンカーテキストにキーワードを含める
- 重視しているページに内部リンクを集める
検索エンジンはリンクとキーワードを結び付けて読み込んでいるので、アンカーテキストには重要なキーワードを必ず含めるようにしましょう。
⑤外部リンク(被リンク)の獲得
外部リンクとは他サイトから自サイトに向けて貼られたリンクのことです。昨今のSEOにおいて外部リンク(被リンク)は非常に重要です。
外部リンクの獲得方法には、インタビュー記事の作成や記事監修の依頼、ポータルサイト・プレスでの発信など様々あります。
下記弊社のTwitterにて、SEO効果が十分に見込める被リンク獲得手法を7つ一挙公開しているので、ぜひ参考にしてください。
https://twitter.com/ppp_zukai/status/1466723889384505349?s=20
また、外部施策について、より具体的な手順や方法を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
「【2021年最新版】SEOとは?完全網羅72項目のSEO対策とやり方をSEOのプロがわかりやすく解説!」
⑥サイトのSSL化(httos化)
サイトのssl化とは訪問者のブラウザとサーバー間のデータのやり取りを暗号化する技術を言います。
Googleは2014年にWebサイトが常時SSL化されているかどうかを、順位決定における要素の1つと明示しています。
Google のランキング
アルゴリズムでのシグナルとして、暗号化された安全な接続をサイトで使用しているかを考慮に入れたテストを実施してきました。この実験ではよい結果が得られているため、ユーザーがもっと安全にサイトを閲覧できるよう、すべてのサイト所有者の皆様にHTTP から HTTPS への切り替えをおすすめしたいと考えています。
引用元:https://webmaster-ja.googleblog.com/2014/08/https-as-ranking-signal.html
自サイトのURLを見て冒頭が「https」ではなく「http」になっている場合、SSL化できていないので早急に対応しましょう。
⑦ページのAMP対応
昨今の検索市場において、モバイルユーザーの数(PCではなくスマホによる流入数)が過半数を超え、Googleもモバイルファーストとする発表をしたためSEOにおいても重要視されるようになりました。
そこでAMP(アンプ、Accelerated Mobile Pages)の導入が今や必須となっています。AMPとは、スマホなどのモバイル端末におけるブラウザのページ高速表示化システムです。
AMP対応することで、Webページの読み込み時間が大幅に削減されるため直接的なSEOの効果が見込めます。逆にページの表示スピードが遅いサイトはGoogleから低評価を受けてしまうため、対応は必須といえます。
⑧alt属性の設置(画像にaltタグをつける)
alt属性とはWebページ内の画像内容を記述するもので主に検索エンジンのクローラーに対して、「その画像がどのような内容か」を伝える役割を担います。
検索エンジンは画像のみで内容を完全に把握することが難しいため、alt属性に加えて画像前後のテキストや、画像に貼られたリンクのアンカーテキストなどを使っていると言われています。
⑨XMLサイトマップの送信・RSS配信
サイトマップ とは、サイト全体の構造を一目で把握できるようにするためのマップです。
XMLサイトマップ を作成し、送信することで下記のようなメリットがあります。
- 新規追加したページや更新したページの内容をより早くクローラーに認識してもらえる
- 内部リンクがないページなど、通常のクローリングでは見つからないようなページを認識してもらえる
ご自身のサイトがWordPressで構築されている場合、「All in One SEO Pack」というプラグインで簡単に設定し、その後サーチコンソールに登録できるのでお試しください。
また、SEO対策についてその手順や適切な施策をより詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
「【2021年最新版】SEOとは?完全網羅72項目のSEO対策とやり方をSEOのプロがわかりやすく解説!」
まとめ:商材や事業との相性や費用対効果を考慮してSEO対策を行おう
この記事では、SEOの効果や効果が出るまでの期間、相性の良い商材などを解説しました。
SEO対策の効果は、中長期的に見たら良いものの効果が出るまで時間がかかるため、ご自身の商材や事業との相性を考慮することも重要です。
この記事を参考に、SEO対策に取り組むべきかどうかぜひご検討ください。
弊社では、SEOを熟知したプロによる記事コンテンツ作成から営業部隊に被リンク獲得まで、SEO対策に関してまるっとご対応可能です。
SEO対策に関して少しでもお悩みの方は、ぜひ一度弊社へご相談ください。